石油ストーブに火が付かない。。。直して欲しい。。。という依頼があり早速行って見てみると・・・・芯が硬くなっていて、石油を染み込ます力が無くなっている状態でした。
春になると石油抜きをして閉まっておきますが、芯が乾いて水分を含むと、このように硬くなって、さぁ~使おうと思ったときに使えなくなってしまうことが多々あります。
製品の芯はネットでも送料込みで2000円もあれば買える品物です。春になる前に1つくらいの予備は買って置きましょう。
ということで、取り寄せた芯を脇に置いて、分解していくことにします。
用意する道具は、① プラスのドライバー1本(普通の物で十分) ② 掃除機 ③ 古い芯を入れる袋 ④ 石油を抜くための小さなポンプ ⑤ 雑巾(乾いている物・数枚) ⑥ 床に分解した物をのせるためのシート(1m角) ⑦ 手に付いた石油を洗うための洗剤と水 これだけの用意があれば十分です。
第一の工程 ① 電池を取り除く。② 本体の下周りのねじ4箇所(メーカーによって違います)を外します。上のねじは外す必要はありません。。。③ 火加減調整ダイヤルを手前に引き抜きます。④ ダイヤルの裏に隠れていたネジを外します。
ネジが外されると、本体はダイヤル方向に傾ければスゥ~と外れます。外した本体は、脇に置いておきます。
⑤ 上の皿の右側に付いているネジを外します。
⑥ ダイヤルの上に黒いネジを外します。 ⑦ 左側の黒い四角いプラが付いているネジを外します。 ⑧ スパナ等で3つのネジを外して芯の筒を外します。上記のようにします。
⑨ スパナでダイヤルの取り付けてあった中心棒をはさみ、手前に5ミリほど引くと、古い芯の筒を外すことができます。
中心棒と筒の間に歯車があり、これを外すための作業です。
古い芯は石油が染み込んでいるので、汚さないようして、金具の筒の内側に押し込むようにすれば簡単に取り除けます。
⑩ 用意しておいた新しい芯と入れ替えます。芯の上部に刻みがあるので、ここを点火口にもっていきます。⑪ 中心棒の戻せる位置まで筒を下げて、スパナを使って中心棒を押し、歯車がかみ合うまでにします。
ここまでできれば、あとは筒を元に戻していけばいいので、パッキンがずれないように丁寧に作業していけば完了です。本体を乗せる前に、長年溜まったホコリを吸い取ってやれば、もっと暖かい火を作ってくれるのではないでしょうか。。。本日の作業1時間+事前確認の1時間でした。。。