左官作業の依頼・和室塗り壁

塗り壁の上からクロスを貼って10年。下地から剥がれているのを直しにきました。
聚楽壁の素材に強度はないので、クロスを貼る事自体無理があったんです。
クーラーも撤去します。
クロスは全て剥がしていきます。聚楽が引っ付いて、重いクロスです。
クロスを全て剥がしてから、聚楽を剥がしていきます。
今回は水分を使わない剥がし方のため、埃がかなりでました。
幸い、下地がしっかりしていたので、剥がすのは楽でした。
剥がしたら、箒で細かなチリも掃除います。
さて、下塗り材を塗っていきます。
いくらかでも聚楽は残っていますし、あくや黄ばみも出たりするため、下地に強度を持たせる塗りです。
前面塗りをしましたが、乾かないと仕上げできないので、早く乾いてくれる事を待ちます
掃除に始まり、掃除で終わる。特に養生したりしません。「私、材料落とすような下手な職人ではないので」
翌日、しっかりと乾燥した下塗り壁。これでもかなり綺麗なんですよね。
実際に、このままでいいというお客様もいます。この下地ならクロスも貼れますし。
仕上げ材を用意して練っていきます。
久しぶりの左官作業ですが、30年もやっているので、水の量とか、硬さとか感覚でやっています。
仕上げ塗は、材料の練った量で壁を選んでいきます。1回練ると畳2枚くらい塗れます。
朝から始めて昼前に終わりそうです。
乾燥している今の時期は最高にやりやすく、ダレたりマダラになったりもせずに塗り終わりました。
久しぶりの左官作業でしたが、3日で終わらせることができてよかったです。
仕上げ塗してから後日、クーラーキャップやコンセントを取り付けて完了。まだまだ左官屋としていける? でも、とても疲れました。

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