IMG_9549_HEVC 回転の上がらない状態。
エンジンは始動するんだけど、吹き上がらない。そして止まる。という依頼をうけて直すことにしました。
刈り払い機を観察すると、まず、燃料を送るためのプライマリーポンプが劣化しています。中が全く見えません。
市販されているゴム製のプライマリーポンプを買ってきました。この透明なゴムのサイズは3種類あります。今回は、大きいサイズです。
続いて、エアークリーナーの汚れがないかの確認です。スポンジは綺麗です。
ポンプを分解してみてわかりました。ポンプの中に燃料を吸い込む弁が切れていました。始動するのに辛うじて使えていたのでしょう。でも、もうだめですね。
エンジンが吹き上がらない。という原因はキャブレターか、プラグか、排気口の詰まりです。
マフラーを外しみると、やはり詰まっていました。
ゴミはカーボンといいます。いわゆるススですね。油と絡み合って、排気口を塞いでいます。
マイナスドライバーで丁寧にススを取り、パーツクリーナーで汚れを取れば完了です。さーーて、組み立ててみましょう。
修理後の動画です。下記を参照してください。
IMG_9392_HEVC 治ったけど、エンジン音が少しおかしい。
とりあえず動くのですが、アイドリングが変です。安定しませんね。やっぱりキャブれたーかな。ってことで、新品のキャプを用意しました。
新品のキャブに取り換えてみます。この時に、少しでも古いキャブの部品を使おうなんて考えてはいけません。余計混乱して、何が悪いのかわからなくなりますので。
新品のキャブレターを付けました。そしたらエンジン快調です。燃料の調整を少ししました。アイドリング調整もしました。
IMG_9554_HEVC 完全に治った刈り払い機です。
これで、この刈り払い機もまた、頑張れるはずだ。よかったね~。。