奥行の狭い押入れは使い道が少ないということと、湿気対策もあり、洋服専用の押入れにするよう依頼をうけました。まずは、中板を取り外し、両脇の穴を埋め木します。終わったら、回り縁の防腐剤塗装です。
後日、周り縁の塗装が乾いたら、壁板・天井板にパネルフィラーを1ミリ厚さで全面に塗ります。
数日後、パネルフィラーが乾いたら、板の不陸を調整するために1センチまでの厚塗りができる補修材で調整していきます。
またまた数日後、下地のパネルフィラー等が完全に乾いたら、桃色に配合した珪藻土を二回塗りで厚さ3ミリでまで塗ります。塗ったばかりのときは桃色なんですが、乾くとほとんどわかりません。なので、お客様「ごめんね、ごめんね~」。。。
そして、さらに数日後、完全に珪藻土が乾いたらハンガーをかけるステンレスパイプを取り付けて、脇の柱の隙間をコーキングして。床には防腐剤入りの塗料を塗って完成です。
ここまでするのに、最低5日かかります。丸々一日の作業ではありませんが、乾燥期間を含めると12日はかかります。見えないところにお金をかけるいう粋な方が日光にもいたんですね~。。。左官屋としてうれしく思います。これで、押入れも洋服箪笥として使えますよ~。。
アドバイス たまたま下地の板が腐ってなくて、大工さんを呼ぶまでの工程がなかったので私一人でやりましたが、大工さんを呼ぶ作業があった場合は、さらに日数と時間がかかると思ってください。