壁の聚楽はがしが終わったら、木部の部分は全て洗います。
タバコのヤニや、埃、剥がしたゴミ等を綺麗にして、壁の割れを補修します。
割れ止めをする場合、土壁と石膏壁ではやり方が変わります。
今回は石膏塗りの下地なので、この石膏という地をセメント系に変えることにします。1.5cmの繊維を入れ、セルタルという特殊な接着剤を混入させたセメントを使います。また塗りやすくするために骨材を加え・・・・(全て自家配合です。)。この材料は、鉄・ガラス・クロス・タイル・石膏・木・・なんでもくっつきます。乾いたらセメント系の肌になるので、多少の強度ある新建材も張り付けることが可能となります。
過去に使った場所といえば、室内のクロスの上に塗りました。その後、ジョリパットや珪藻土を塗り、一部はタイルも貼りました。25年前から使用している材料なのですがあまり知られていません。。
京壁や聚楽、砂壁なら下地塗りをしなくても仕上げ塗りはできますが、珪藻土のくっつきを良くするためには下地にも強度が必要なんですよ~。数日は下地塗り~
次回は、いよいよ珪藻土塗りです。